雑記

140字じゃ書ききれないこと。 (@tkkr_g)

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE 5th STAGE

シネライを見てきました。
過去のDVD自体はみたことあるんですが、映画館とか大人数大きい映像良い音響で見るのは初めてで、とても幸せな気持ちになりました……。

検索から来た人のために書いておくと、私はレン担谷山紀章鈴木達央好きです。考察なんかも入っています。

 

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2016年春アニメ語り

キズナイーバー

まあまあ好き。痛みとコミュニケーションっていうテーマも、絵柄も。ウィトゲンだね。
ただひたすら日染くんの活躍が少なかったというか、彼はあのメンバーでも特に異質で最後までよくわからないキャラクターだったので、逆にもっと物語のキーマンになるんじゃないかと思っていたのだけれど。彼が何故痛みを求めるのか、なぜ心の痛みは嫌なのかとか、深く知りたかった。最後の方ただのいい奴だったもんね……。岡田磨里作品に触れるのは3作目(鉄オル、迷家、あとドラマだけあの花)だけど、そんなに好みではないということがわかった。鉄オルは好き。

僕のヒーローアカデミア
これは原作が面白くて、そのまま動いて声付けてくれてありがとうっていう感じ。ありがとう岡本信彦
爆豪勝己がとても好きなのですが、なんでも持ってたら普通そんなに頑張らなくない? でもそこで頑張るほど本物の高いプライドの持ち主で、ひたすら泥臭い。泣かせたい(泣いてくれた)。普通に尊敬する。
図式が単純すぎるのが少年漫画だなあって感じですが。けっこうヒーローとヴィランの定義が曖昧なのに(生まれつき「ヴィランっぽい」個性のヒーロー志望の子がいるのに)、ヴィランっぽいヴィランしかいない感じとか。まあそのへんは原作で今後深く描かれるのかな? ちなみに原作めっちゃおすすめ。爆豪勝己尊い。

マクロスΔ
なんかプロットの練り方が違っていたらもっとハマっていた気がする。メサカナアラのフラグの立て方とか、個人的にアツいメサキーロイの描き方とか、私が主軸じゃないところに目がいってしまうのも悪いんだけど、もうちょいこう……!ってなりました。
メカの戦闘には興味ない部類だとは思うのですが、メサキーのドックファイトはすごい格好良かったです。メサキー以外のキャラにも毎回戦う特定の相手がいたりしたらもっと面白かったのかもなあ。コンビネーションもいいのなかったし。あ、ドラケンについてるゴーストめっちゃ好きなので、一斉展開してくれると喜びます。あと毎回なにげにボーグがいい動きをしているのか可愛いです。爆豪勝己もそうですが、実力のあるビッグマウス(ただし少年に限る)は好きよ私は。
曲も敵ではなくあくまで市民に聴かせるものなので、俗っぽくて入りやすい。基本的にマクロスシリーズの歌で戦うこと(戦争/文化)と、可変戦闘機での戦闘は好きです。色々三角にこだわるなら、戦争/文化にももう1項あんのかな。暇なとき考えよう。
色々言ったけれども文字数でわかる通り、空中騎士団の外伝を立ち読みするくらいには好きですね。2期はどうなるんでしょう、テオザオカシムのキャラはもうちょい立つのでしょうか。

・ぼくらベアベアーズ
アメリカのメディア観ひええ~ってなる回と、ふつうにてんやわんやしてる回とで面白さの差は激しく感じてしまった訳ですが、パンダを演じているきーやんを想像するとなんでも許せます。
メディアデバイスを自然に入れ込んでくるので、日本ではそこになにか読解可能性を求められる気がするんだけど、アメリカのは「セ、センスだ~~~」と感服してしまう。デップーとかもウォークマンの使い方が上手かったりとか。それがあることで「グッとくる」とかじゃなくて、ただ「上手い」んだよね。
こちらも引き続き放送されるらしいです。

文豪ストレイドッグス
予想以上でも以下でもない感じでした。あ、花澤香菜のルーシーはよかった。
どうせならもっとアニメに寄せて創作してしまえばよかったのに。KAD〇KAWAなら許されるでしょ(適当)。どう考えても書き言葉の作品なので、BLEACHをアニメで見たときのような薄ら寒さがありました。人虎=ちんこ。
2期もあるみたいですが、中也の汚濁は楽しみかなあ。

クロムクロ
展開が遅いというか丁寧というかなんというか……。敵が1人1人降りてくるパターンは頭悪いからやめた方がいいよ……なんか理由があるのかもしれんけど。きーやんまだかな。あと武内くんの方言いいな。
城とメカの図は格好良かった。なんかそれこそ現実(富山県)といくつもの虚構(侍、異星人、メカ、最新テクノロジー、言い伝え)が重なりあっててけっこう訳がわからない世界観なんだけど、これが今後1つに結節する時に面白くなるのかも。まあ2期があるのでこれからなのだと思っている。

迷家
途中で切った。群像劇すぎてどこを見ていいかわからないというか、なんかあまり感情移入(自己投影だけでないものも含めて)できなかったので。まあ普段見ないタイプの作品なのに鈴木達央が出てたから見てみただけ。

 

夏はなんか気になる作品がいっぱいあるので、珍しく間口を広く色々見て、途中で切るスタイルになるのかな~。好きじゃなくても割と見ちゃうので、切れるかな~~~~。一番楽しみなのはスカーレッドライダーゼクスです。

過去と未来、そして現在が重なる時――映画『信長協奏曲』感想

信長協奏曲見てきました!おもしろかった!

なんだか映画だからか戦国BSRかと思うようなアクションシーンが多い(笑)。
秀吉見るたびに苦しくなります。

ひとまずひとつまとまった文章が書けたので。

 

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GRANRODEOカウントダウンライブ

カウントダウンライブだ!!
ということでGRANRODEOのライブに行って参りました。

THE BACK HORNみたく彼らから発せられるエネルギーに触発される感じではなく、楽しい!ってなるタイプでした。2部構成でやってるのに、きーやんの歌は疲れ知らずなのでしょうか。良い歌い方してるんだろうな。

 

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山崎宗介への手紙 ――冬の物語としての『映画 ハイ☆スピード!―Free! Starting Days―』その2

アニメ版『Free!』について→『ヱクリヲvol.1』
ハイスピについてその1↓

ecrito.fever.jp

このタイトルを付けたいがために二部構成になりました。ごめんなさい。こちらでは宗介への愛が溢れております。①の後半のへんから分岐していると思って読んでください。

 

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THE BACK HORN『運命開花』レビュー

 「原点回帰」のアルバムです。バックホーンらしいアルバムです。

 様々なメディアでそんな言葉が繰り返され、語られ、書かれ、私は『人間プログラム』や、果てには『何処へゆく』のような青さと痛々しさを感じるアルバムを想像していた。そんな曲が、現在の渋みがでてきたおっさんバックホーン(褒めてます)にできるのか?結婚して幸せ満開の人が居るバンドで(心から祝福してます)できるのか?でもこの時代、好きなんだよなあ。なんてことを期待していた。
 そんな思いで聞いてみた1回目は、拍子抜け。なんだ思ってたのとは全然違う。バックホーンらしいか?なんかどこかで聞いたことあるような曲ばっかだ。原点よりもっと前の、歌謡曲とか、軍歌とか、めっちゃ時代回帰してんじゃん。

 しかし、そんな印象がマイナスからプラスに変わったのは、Real Soundの小野島さんの記事(http://realsound.jp/2015/11/post-5412.html)がきっかけである。以下はそこからの引用だ。

 ――まずはアルバム全体の音響デザインだ。菅波は本作収録の「その先へ」を作った時、自分が若いころに聴き影響を受けたニルヴァーナレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンといったバンド、ひいてはその源流となるレッド・ツェッペリンジミ・ヘンドリックスといった古典的な「ロックの王道」を自分たちなりにやろうとしたという。だがそれを手癖と衝動だけに任せ漠然と演奏・録音するだけでは、単に古臭いだけのレトロなものとなってしまう。そのために楽器・機材を徹底的にモディファイして、録音の仕方や楽器の鳴りまで、曖昧さのない、とことんソリッドでタイトなサウンド・テクスチャーを目指した。これはたとえば英国のミューズのようなバンドと同じ方向性であり、王道のパワー・ロックの骨太なエネルギーや熱い初期衝動を、モダンで現代的な今のサウンドとして仕上げたという点で両者は共通点がある。いわばTHE BACK HORNTHE BACK HORNらしさとして本質的に持つ古典的なロックのロマンを、今の時代のクリアでソリッドで曖昧さのない音響デザインで鳴らした。それはそのまま『運命開花』のサウンド・コンセプトとなっているのである。

私が「時代回帰」「聞いたことある」と思っていた感覚はその通りで、彼らの示す「原点」とは「ロックの原点」「自分の音楽の原点」という意味であった。彼らはそこまで自分を見つめ直し、今回のアルバムを制作したのである。しかしその原点もメタルからポップソングなど多様であることが、バンドならではである。

 

 「バックホーン誕生以前」まで自分を見つめ直した彼ら。すると、バックホーンらしさとはなんなのだろうか。菅波が音響デザイン面でのバックホーンらしさを語っているが、そこだけではないと私は考える。

 『運命開花』というタイトル。
 「開花」しただけがゴールじゅない。花は咲いたら、種を飛ばす。そして新たな生命をこの世に宿す。
 このアルバムはいわば「バックホーンの新たな幕開け」を示唆する作品であるのだ。バックホーン誕生以前を見つめ直したことで開花したこのアルバムは、きっと新たなバックホーンをもたらしてくれることだろう。

 インパクトや新規性がなくても、ひっそりと花開いた運命のアルバム。この花がどのように色付き、種を残すのか。「その先」を期待させるような、予感に満ちたアルバムなのではないか。