雑記

140字じゃ書ききれないこと。 (@tkkr_g)

これまでの執筆まとめ

順次更新予定。 2023年 『ヱクリヲvol.14』特集Ⅱ Re: 再考 2020年 『ヱクリヲvol.12』特集Ⅱ “異物”としての3DCG 2019年 『ヱクリヲvol.11』特集I インディゲームと動詞 『ヱクリヲvol.10』特集I 一〇年代ポピュラー文化――「作者」と「キャラクター」の…

ゲームの批評的分析理論(+実践的分析例として「ゲーム実況」について)

『ヱクリヲ vol.5』に掲載した「ソーシャルゲームのパラドックス」で行ったゲーム分析の具体理論をここで解説する。本誌では趣旨から逸れてしまうため割愛しかつ大雑把な説明だけに留めたが、この分析を経たからこそあの文章を書けたという貢献をしてくれた…

『マジLOVEスターリッシュツアーズ』初フライト感想

旅の記録として、9/3の初フライトの感想をつらつら書いておきます。もちろんネタバレ満載。 最新の最高のエンタメを見ました。が、衝撃が強すぎて割と記憶が飛んでるため割と個人の情緒の話が中心です。 よく考えられた上質なエンターテインメントを味わえる…

龍が如く6染谷巧と小栗旬について

龍が如く6の染谷役に小栗旬をキャスティングしたの天才すぎる話していい?(龍が如く1〜7全てクリアしました。) いいよー! やったねありがとう!―――わたしが経由した小栗旬といえば映画ハガレンのアルフォンス、花男の花沢類、イケパラの佐野、信長協奏曲…

「物語のためにキャラクターが使われるやつ」という呪い

わたしは小さいころからアニメやゲームと共に過ごし、中学校以降はほとんどお互いの持っているさりげないアニメの推しグッズから意気投合したことで友人を作り、キャラクターの生きている土地を感じるために遠い聖地まで行っていた。現在は二次元のアイドル…

【祝】東大入院

実は東大病院に入院して手術をしてきました。大学院に入ったわけではないです(笑)。まあありがたくわりかし健康体で生きているためこの「入院」という非日常にツッコミどころが色々とあって、けっこう面白かったのでまとめて残しておこうと思いました。そ…

声優とはなにか、メディアミックスと聞き手と語り手についての覚書

声優さんたちはライブMCでなんであんなに素敵な言葉を言えるのだろうとずっと考えています。

Grayscale展感想

※まともにえらそうにコメントしますが、草原ゼミの性質的なもの(ゼミで発表後に毎回ディスカッションがあって、コメントシートを書く)なので、一応書いておきたいだけです。 全体的にそうだったのですが、説明がないとわからないような作品が多く(もしく…

FGO1.5部についてぐだぐだ

去年FGOについて書いたんですが(http://ecrito.fever.jp/20170126230720)、そこで引用したギルの「(略)故に――真に人理を脅かすものは、人理を守ろうとする願いそのもの。(略)」って言葉を心にわたしは1.5部を走ってきました。 ぐだの行いってずっと「…

2016年秋アニメ語り

今になって去年秋のアニメラインナップが恋しくなってきて、ちょうどここで更新が止まっていたので書いておきます。うたプリもあったし。 決して褒めてる感想ばかりではないですが。

『うたの☆ プリンスさまっ♪ QUARTET NIGHT LIVEエボリューション 2017』ライブ・ビューイング

ST☆RISHの先輩としてももちろん、人生の先輩としてもすごくすごく素敵な姿を見せてもらいました。 QUARTET NIGHTって、ほんとにすごい。

人を虎にする「想像力」――「文豪」と「ストレイドッグス」の関係

1.作品紹介 朝霧カフカ・春河35『文豪ストレイドッグス』の話をしよう。『文豪ストレイドッグス』(以下、『文スト』)とは2012年から「角川コミックス・エース」で連載中の、文豪をイケメン・美女化したキャラクターがその執筆作品名を冠した異能力を使って…

二次元アイドルキャラクターと声優、アイドルとスターについて

うたプリ論を寄稿させていただいたシノハラユウキさんの二次元アイドル音楽本『MIW-MUSIC OF IDOL WORLD-』発売(C91 東U12b)記念 d.hatena.ne.jp QUARTET NIGHTのオリコン&ビルボード1位など諸々の達成記念です。 MIWに提出したものの没案というかカ…

山下智久「FUTURE FANTASY」(20161204夜)感想

山下智久が見せたかった「FANTASY」は、おとぎ話ではなかった。 前半は、線→点→面と移行する映像や光のモチーフによって線(繋がり)は点(個)によって成り、点は面になりうることを描いた(=横・オブジェクト)。映像や光、つまり周りのスタッフ(個)に…

卒論を公開してみる

絶賛『ヱクリヲ』の入校作業中ですが、ちょうど一年前に卒論も同時並行で作っててだいぶしんどかったのを思い出し、しかしこのままでは卒論報われねえと思ったためここに載せておきます。 一年前なので少し黒歴史感がありますが、冒頭に書いているように私の…

2016年夏アニメ語り

・マクロスΔ 色々あって何回も見て思い入れはあるのですが、う~~~~~~ん面白かったのか……?どうしても色々詰め込みすぎというか、ウィンダミアの描写をもっとください(みんな外伝を読め)って感じでした。デルタ小隊の方もすげー戦う理由が薄っぺらく…

うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVELIVE 5th STAGE

シネライを見てきました。過去のDVD自体はみたことあるんですが、映画館とか大人数大きい映像良い音響で見るのは初めてで、とても幸せな気持ちになりました……。 検索から来た人のために書いておくと、私はレン担谷山紀章鈴木達央好きです。考察なんかも入っ…

2016年春アニメ語り

・キズナイーバー まあまあ好き。痛みとコミュニケーションっていうテーマも、絵柄も。ウィトゲンだね。ただひたすら日染くんの活躍が少なかったというか、彼はあのメンバーでも特に異質で最後までよくわからないキャラクターだったので、逆にもっと物語のキ…

『Free!』登場人物たちの名前をめぐって

エターナルサマーのキラメキが忘れられません。あと時間が経って考えるほど、物語における宗介の偉大さが増しているように感じます。 そーすけー!好きー!

過去と未来、そして現在が重なる時――映画『信長協奏曲』感想

信長協奏曲見てきました!おもしろかった! なんだか映画だからか戦国BSRかと思うようなアクションシーンが多い(笑)。秀吉見るたびに苦しくなります。 ひとまずひとつまとまった文章が書けたので。

GRANRODEOカウントダウンライブ

カウントダウンライブだ!!ということでGRANRODEOのライブに行って参りました。 THE BACK HORNみたく彼らから発せられるエネルギーに触発される感じではなく、楽しい!ってなるタイプでした。2部構成でやってるのに、きーやんの歌は疲れ知らずなのでしょう…

山崎宗介への手紙 ――冬の物語としての『映画 ハイ☆スピード!―Free! Starting Days―』その2

アニメ版『Free!』について→『ヱクリヲvol.1』ハイスピについてその1↓ ecrito.fever.jp このタイトルを付けたいがために二部構成になりました。ごめんなさい。こちらでは宗介への愛が溢れております。①の後半のへんから分岐していると思って読んでください。

THE BACK HORN『運命開花』レビュー

「原点回帰」のアルバムです。バックホーンらしいアルバムです。 様々なメディアでそんな言葉が繰り返され、語られ、書かれ、私は『人間プログラム』や、果てには『何処へゆく』のような青さと痛々しさを感じるアルバムを想像していた。そんな曲が、現在の渋…

THE BACK HORN『運命開花』感想

初聴の感想なのでざっくりです。あとインタビューやら栄純の「自分語り」やらは全く読んでいません。そういうのなく読ませてほしい。

映画「BLOODY SHADOWS」感想

『うたの☆プリンスさまっ♪』の「BLOODY SHADOWS」についての感想です。ネタバレはもちろん、メタ的な発言もします。 【物語について】 とりあえず、ウォーレンがなにも報われてないのが切ない。 Twitterでも「ノーコメント」(まあ「悪い結末だった」とは言…

UBC-jam 山田将司弾き語り

自分の大学に山田氏がいらっしゃるなんて夢みたいです。山田氏の首についてる磁気ネックレスになって諸々のコリをほぐしてあげたい。ライブの時に喉をあっためるめぐりズムのアイマスクになりたい。将司の喉は尊い。 将司アコギと曽我さんキーボードという編…

映画『バクマン。』感想

『バクマン。』見てきました。私は原作も(立ち読みで)全部読んだし、ジャンプっ子です。一言で言うと愛に溢れてました。面白いところを言語化しやすく語りやすい、わかりやすく面白い作品でした。キャストもストーリーも演出も、イイね!って感じ。 基本的…

「十六夜」が歌詞に入っている曲集

個人的に「十六夜」という言葉は歌詞に入っている曲は神曲だという思い込みがあり、9月の十六夜が明日(28日)だということでプレイリスト的なものを作ってみました。去年の音子屋の課題で最初に考えたのですが知ってる曲数が少なくボツにしたのですが、今年…

衛宮士郎という主人公について

久しぶりに主人公が格好いいと思うアニメである『Fate/stay night[UBW]』。 それはエロゲという主人公にプレイヤーを投影させる(=「無個性」が好まれるというお約束)形式を取りながらも、「自分のための強い望み」を持たないという悩みを回収し 、「多数…

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」というクソ面白い世界

リハビリがてら夏アニメで批評を一本、と思い、下セカとクソコラについてざっと書いてみました。時期的になんか政治的な文章にも取れるかもしれません珍しく。 言語ゲームの違いは退屈と非退屈を生み出す。 2015年夏クールアニメ、 www.shimoseka.com 『下ネ…