雑記

140字じゃ書ききれないこと。 (@tkkr_g)

2016年秋アニメ語り

今になって去年秋のアニメラインナップが恋しくなってきて、ちょうどここで更新が止まっていたので書いておきます。うたプリもあったし。

決して褒めてる感想ばかりではないですが。

 

 

機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ

ある種一番の問題作でした。毎週起こるTLでの阿鼻叫喚、フラグを立てて期待通り死んでいくストーリー、すごかったですね。かく言うわたしも、推しが死んだとリアタイ組みがTLで言っていたので最後2話ほどは見ていません。

でもある種これまでのガンダムなどに流れてきた(とはいえガンダムは00しか見ていませんが)、「人を殺すためにはドラマが必要/ドラマのために人を殺す必要」という表裏一体の仕掛けに対する批評……だったらよかったんですけど、単にトラウマ製造としてしか働かなかったのは現代の作品鑑賞において「キャラクター」の位置づけが高すぎるせいだっかのかもしれません。この露骨に「ドラマのためにキャラクターが殺されている」感はかなり胸糞悪かったんですけど、「かつて鉄血団という組織があったという話を描きたかった」とインタビューで言っていたらしい(そしてそれは本当に描けているとわたしは思った)目的=物語の構造自体はわたしがけっこう好きなタイプなんです。ただそこに「ガンダムなら勝って終わる」みたいな油断であったり(実際に00は推しが納得いかない形で死んでいますが、最後まで見たし今でも好きな作品です)、ここ数年で作品におけるキャラクター偏愛が加速していたという状況があったんだろうなーと(最近)少し反省しました。

 

 

ドリフェス!

学園ハンサム

 

響け!ユーフォニアム2

1期で「高坂麗奈~~~~~~~~~~!!!!」となってからすっかり京アニ信者であることを自覚してきたわたしですが(夏の夜に大吉山にも行きました)、2期もなんだかすごかったですね。他が濃かったせいであんま覚えてないけど……。

 

・ユーリ!!!on ICE

一番の話題作でした。まあ色々な人が色々言ってると思うのであまり深くは語りませんが、世界女王とは逆カプです。あんだけ裸が出てくるのに全然エロくなくて、スケーティングが一番エロいというバランスにしたところをとっても褒めたい。

 

SHOW BY ROCK!!#

シンガンクリムゾンズの人気を実感した……。まさかデフォルメされないライブシーンがあるとも、アイオーンの妹がドチャクソ可愛いとも、愁とロムのバンドの曲が出るとも思っていませんでした。

アルカレアファクトはステイリアルって曲がオススメです。メロディが良い。

 

・Occultic:Nine

全然好きじゃないんだろうけど谷山紀章が出るので見てたんですが、「全員死んでる」ってあたりから、最終的にはかなり好きになっていました。ダークホース。

アフィリエイトブログとかスカイセンサーとか使われるメディアの珍しさとか、作者と同じ人が作詞作曲ってだけでOPEDから考察してる人がいたりとか(ほかの作品でもしろよ)、あと声優みんな演技が上手い(だいじ)。伏線がどうとかは頭悪いので毎週「すげー!」の連続でしたが、メディアミックスの中でアニメっていう一番入りやすい(無料だし)メディアで「可もなく不可もなく世界を救える(=不満もないけど満足もできない)」バランスで話を作ってきたところがすごいと思ったところ。あと「世界線」って概念ずるいよね。ずるい。

 

マジきゅんっ!ルネッサンス

これもうたプリの後続作品で、かつうたプリよりも組んでる会社が強い(資本が)ために嫉妬含め勉強がてら(SB69のすぐ後だったし)見始めました。これも見ているうちにずぶずぶ……全然音楽関係ない特技のキャラでも突然歌いだして空飛んでトラウマ解消していっちゃうんだから、好きにならないわけない。どうしてもうたプリがあるので感想としては「今の若い子いいなあ」に近いものになってしまうのですが、声優さんが若くてそつなくて顔面偏差値が高すぎて違う土俵のもんだなあとは思いました。

「落ちるのが恋なのに心は天に昇ってく」「恋はロジックじゃなくマジック」「恋はギミックじゃなくマジック」は日本音楽界で語り継がれるべき名リリックだと今でも思っています。この曲はわかりやすくキメのリズムが盛り込まれていたところもすげえなと思いました。

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うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスター

これが4期目になるので「またか」という印象を持たれた方もいると思うんですけど、実は4期はこれまでの3期と全然違うベクトルになっていました。これまではゲームや現実などとは独立した物語を持っていて(もちろんキャラ設定に共通した部分はあるけれど)アニメはアニメだけでなるべく見やすく、他の世界線(やっぱ便利だ)に対する言及なんてなかったんですけど、今回は「寿嶺二が海にいる」ことや「シャイニング早乙女の若い頃と音也が似すぎている」ことなどゲームを見ないと深く理由がわからない箇所があったり、最終回の最後で「今度18人でライブをするんだ!(これは5/27-28に西武ドームで行われたプリライを指す)」という言及があったり、どちらかというと深く知っている人に向けてのファンサービスである印象が強かったです。特にこれまでST☆RISHのセンターではあったものの作品全体を通してそれらしくピックアップされてこなかった(エースのトキヤの持ち上げようと比べればですけど)音也の、ゲームでも触れられていないような深い部分に触れて(エヴァのパロディまで入れて)3話も費やしたことは「これがマジLOVEレジェンドスター……」とファンを唸らせる内容だったと思います。

あと、はじめて3Dでライブシーンが作られたことが意外でした。1000%の「手書きで面白い」ライブシーンのことをよく評価されていたのに、3Dでかつ「声優に頑張ってもらって完コピさせる」演出ではなく「完コピしたように見える部分を映す」選択をしている(まあ他のアイドルアニメとは年齢が違うのでね)ところが今思うとよく練られていると思いました。DVD特典の振り付け映像とプリライを見比べてわかったことですが。とはいえ歌を維持しながらやるのは難しいので、そこは声優さんたちすごい。

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久々に仕事以外で文章を書きました。

冬春はあまり印象に残ったのがないかな……。