雑記

140字じゃ書ききれないこと。 (@tkkr_g)

UBC-jam 山田将司弾き語り

自分の大学に山田氏がいらっしゃるなんて夢みたいです。
山田氏の首についてる磁気ネックレスになって諸々のコリをほぐしてあげたい。ライブの時に喉をあっためるめぐりズムのアイマスクになりたい。将司の喉は尊い。

 


将司アコギと曽我さんキーボードという編成。

・ピンクソーダ
一曲目にこれが来るなんて誰が予測できただろうか。たぶん20歳前後の頃の曲だからかな。
そしてアレンジが渋くて良い。もちろん原曲も好きだけど、その青臭さがなくて、今の将司に合う。
しょっぱなからすげーもん聞けた。

・冬のミルク
定番だけどこれも20歳前後の曲かな。
鍵盤入るとまた全然違うよね、でもラスサビ前のキメはダサく思えるだがそこがいい(笑)。
1・2曲目が異様にネガティブでファン向けの曲で、こういう天邪鬼なところが好きです。ありがとうございます。

MC
ビクターは早稲田出身の人が多いらしいですが、私は受けられなかったです。
ばくほんにはどこか神聖さを見出しているので近づくのが畏れ多いチキンハート。

・今日、君と
ふんわり鏡月のアレ。ちゃんと曲になってるんだコレ。知らなかった。CM的には「君」=石原さとみです羨ましい。
ずっと「今日君と~」って言ってた。メロディずっと同じなんだけどええ曲やな。
このご時世に「メール」なのが好き。将司が「ノーLINEだっぺ!」って言ってたの2年くらい前だっけ。

・美しい名前(キーボードのみ)
イントロとかで心音みたいにハネてないアレンジは初めて聞いた。いつもより歌を聞かせにいくアレンジだなあ。
でもやっぱ原曲サビ前のギターフレーズって良いよね、あれないと寂しいというか切実さが半減する。歌詞はすごい刺さるんだけど、音で「刺さる」感覚がない。

MC

・コバルト
ほんとに「弾き語り向けじゃねえ」な!でも弾き叫びだよな!またやってほしいな弾き叫び!
栄純から借りてきた例のリフを弾いてる時は顔が辛そうだった(笑)。地味に辛いよねアレ。
そういや他の人基本座ってたのに将司は立ってやるのが通常でさすがだと思った。好き。

・刃
お前「弾き語り向けじゃねえ」とか言いつつ最初から弾き語る気ねえだろ!的2曲です。みんな知ってる曲だからね。
間奏もジャカジャカ楽しい。

 

将司は歌唱力も表現力もエネルギーも高いので、ひとり(まあ曽我淳一さんいたけど)でこれだけ魅せられるって本物の歌い手だなって思った。これがあるから「曲は初期が好きだなー」なんて思ってしまっても離れられない。あと、これは将司の力ではないかもしれないけど、バクホンが何かをアレンジする時のアレンジ力はみんなに知ってほしい。アレンジする原曲の力もあるのかもしれないけど。
カバー曲集とか山田弾き語り集とか出してほしいなあ。あとディナーショーやってほしい(笑)。アダルトで落ち着いた感じのイベントが見たいです。

ありがとう。

映画『バクマン。』感想

バクマン。』見てきました。
私は原作も(立ち読みで)全部読んだし、ジャンプっ子です。一言で言うと愛に溢れてました。面白いところを言語化しやすく語りやすい、わかりやすく面白い作品でした。キャストもストーリーも演出も、イイね!って感じ。

 

 

 基本的に原作愛に溢れていて忠実だが、映画オリジナルとして、サイコー(佐藤健)達が書いている漫画が今後を暗示するものになっているのが面白かった。
 「ずっと待ってる」のコマを見たシーンで「亜豆(小松菜奈)だ!!」と思わせておいて、その後に「先に行く」というコマが出てきて不吉さを出す。そしてほんとうに亜豆がそのシーンを実現させてしまう。
 亜豆をモデルにしたヒロインを出して、この子の中の人を亜豆がやるんだろうと普通は思う。しかし、「アニメ化」の夢を通り越して、「現実化」してしまったっていう構造が悲劇をより盛り上げる。でもエンドロールの最後を「待ってる」のコマで締めたのは、綺麗な思い出か今後の暗示か。なんて深読みもしたい。だってサイコーと亜豆には一緒に笑っててほしいから。


 他にも言えることはたくさんあるけど、個人的にアツかった点を1つだけ。自分語りになるのは好きではないが、これだけは伝えたい。色んなジャンプ作品の絵やネタが作中に散りばめられていること、ジャンプ愛である。
 『ボボボーボ・ボーボボ』が表紙のジャンプに川口太郎の急逝のお知らせが載るというのは、ギャグの王者と敗者の対比だろう。エンドロールの実在するコミックスの背表紙にスタッフの名前が書かれているのも良い。DVDとかでゆっくり見たくなるし、私もここに載りたい(そういうコラ画像作るか)。その中で服部(山田孝之)の机周りには『ドラえもん』(小学館)グッズがあるのがまた彼の異質さを表現できていて良い。
 しかし、例えば『PSYREN』『P2!』のように知る人ぞ知る、ファンもいるけど人知れず打ち切りになった漫画は見えてこない。これらは私が大好きで珍しくコミックスを全巻揃えるような漫画である。私が好きでコミックスを集める漫画はジャンプで打ち切られやすいのだ。さすがジャンプ、それでこそジャンプ。そんな呪いを持った私に好かれたにも関わらず、人気を持って続いている漫画がある。『ワールドトリガー』だ。そんなワートリが、なんと往年の偉大な漫画たちが並ぶジャンプの歴史紹介のシーンの最後に入っていたのだ。これだけで嬉しい。ジャンプが今一番期待している漫画はワートリなのだ(演出上)。そういう夢を見させてくれただけで嬉しい。映画『バクマン。』全体のストーリーと重ねてしまって尚更ここにワートリがいることが嬉しい。ありがとう。


 プロジェクションマッピングの演出など、他にも見所はたくさんある。終わり方はまさしく『スラムダンク』である。バトルのシーン、もしかして実写『るろうに剣心』のオマージュ?
 そしてアニメ化をする際にも原作を大切にする(しすぎてつまらなくなることも多いが)ジャンプらしく、「原作も読みたい」と思わせる映画だった。しかし原作に忠実なのでなく、映画らしく作られていた。『デスノート』と共に、漫画と実写がいい関係を持っている作品のひとつだと思う。


 と、まだまだ言えることがあるくらいわかりやすい面白さであった。きっと、誰かと一緒に見に行って感想を語り合うには最適な映画だろう。

「十六夜」が歌詞に入っている曲集

 個人的に「十六夜」という言葉は歌詞に入っている曲は神曲だという思い込みがあり、9月の十六夜が明日(28日)だということでプレイリスト的なものを作ってみました。去年の音子屋の課題で最初に考えたのですが知ってる曲数が少なくボツにしたのですが、今年少しレパートリーが増えたので。 

 

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衛宮士郎という主人公について

 久しぶりに主人公が格好いいと思うアニメである『Fate/stay nightUBW]』。
 それはエロゲという主人公にプレイヤーを投影させる(=「無個性」が好まれるというお約束)形式を取りながらも、「自分のための強い望み」を持たないという悩みを回収し 、「多数のためなら少数の犠牲をいとわない」という合理的理論を用いることで(反)英雄になるという未来に立ち向かう姿とが交錯して、結果主人公を身近なものに感じながら「正義の味方(英雄)」化しているのではないか。

 「ただ正しい」ことと「正義」は違う。それに加え、彼は「正義」になるのではなく「正義の味方」になるというのがグッときました。

「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」というクソ面白い世界

リハビリがてら夏アニメで批評を一本、と思い、下セカとクソコラについてざっと書いてみました。
時期的になんか政治的な文章にも取れるかもしれません珍しく。

言語ゲームの違いは退屈と非退屈を生み出す。

 

 

 


 2015年夏クールアニメ、

www.shimoseka.com

下ネタという概念が存在しない退屈な世界』</a>について。

 

 私たちは「下ネタという概念が存在していない退屈な世界」を指差しで面白おかしく見る。それは私たちの世界に下ネタが存在しているからだ。そして、下ネタが存在すればこの作品世界も「退屈じゃない世界」になるとタイトルでは示しているのだが、そうなってしまうと私たちから見て退屈な世界になってしまうだろう。

 このアニメは最終回で「俺たちの戦いはまだまだ続くEND」を示した。もちろん尺の問題もあっただろうが、私はこの結末に呆気なさを感じた。なぜなら、まだその社会・世界・そもそも彼らの通う学園でさえも「退屈じゃない世界」にできておらず(エロは流布できたが、私たちから見ておかしい状況であるからその問題を克服できたとは言えない)、ただ本当に「戦いの日々」(オープニングナレーションより)を描いたのみであるからだ。「圧政からの開放」を目指したが、その目的の到達にはほど遠いと言えるだろう。この作品は、(少なくとも今期では)革命を夢見るだけで描くのには届かなかったのである。

 しかし、私はこの距離感がとても「今っぽい」と考える。

 この状況はクソコラと近いのだ。ISSの人質事件や安保法案改正という大きな事件の際に、Twitterでその状況をふざけてコラージュした画像が出回った。まさに当事者(というと語弊があるが)からすると変えたいと思っていることに対して、面白おかしく楽しんでしまうというものだ。それは問題の解決=革命ではなく、まさにその場で戦っている人の「戦いの日々」の図を求めている態度ではないか。その態度が「下ネタという概念が存在していない退屈な世界」を形成しているのではないか。

 「だから革命を起こせ」と言うのがこの文章の目的ではない。だって仕方ないじゃない、私たちは革命を知らない(「革命」という実践=言語ゲームを完全に営めていないから)のだから。それは何十年も戦ってきた人たちがいて、事件もたくさん起こって、けれど「世界は変わらなかった」からである。ただ、そんな世界を、この状況を、私たちは文化として内在化して、クソコラという文化を位置づける試みを私はしてみたかっただけである。

 きっと革命という概念がなんたるかを知る人から見たら、「革命という概念が存在しない退屈な世界」というクソ面白い世界を発見することができるだろう。

 

 

9月24日10:30 追記
変におとぎばなしにしかすぎない革命を描ききるより、下セカはよっぽど私たちの世界に対して真摯に向き合っている表現なのではないかと思います。

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』感想

観ないと文句は言えない、と思い悪い意味で話題になった実写版進撃の巨人を見に行ってきました。
うん。

 

 

 原作は読んでますが、「原作通りじゃなきゃ許さない!」みたいな原作厨ではないです。しかし、そんな私でもこれはどうなんだ……?と思ったことがいくつか。

 まず、何故わざわざカップリング描写を作ったのか。
 男一人に対して相手役っぽい女の子が一人は付くんですよね。エレンやアルミンにも。おそらく、「命を生み出さない、繁殖行為をしない巨人」と「命を生み出す、愛に溢れた人間」を対比したかったのでしょう。でもなんかそれは価値観が古いというか、この時代にそして進撃でわざわざこの要素を足す必要があったのかは疑問です。物語に深みが加わる訳でもなく、むしろ浅く感じてしまいました。「子持ちは…嫌?」で大爆笑しましたけど。

 次に演出について。特撮臭がプンプンしました。まあこのCGの時代に特撮と合わせてやるっていう技術的なことはいいんですけど、演出そのものが特撮ぽくてあまり慣れてない私は気になってしまいました。3D・4DX用なのだろうかとも思うんですが、血がカメラレンズに付く演出は逆に向いていないんではないかと思います。

 物語についてはまあ、長い作品なので切り取り方に苦労したんだと思いますが、中途半端に原作をなぞっているので面白みにかけるというか。新鮮さもなく、かといってうまいまとめ方なのかというとそうでもなく。うーん、まあ後編のもっていき方にもよるんだけど。

 キャラクターたちも原作のキャラもいるのに「愛すべき馬鹿」感がなかったり、誰だお前みたいなのが混じってたり、いっそ全員オリジナルキャラにしてしまえ!と思いました。なんで斧とか弓が活躍してんだ。

 

 なにがよくないって、一言で言うと中途半端なのが悪いんだと思うんですよね。多分がんばってメッセージを込めた作品なんだけど、メディアミックスが下手くそ。
 『進撃の巨人』としてではなく、違うターゲット層に向けてだったらウケる要素はあると思います。

4月30日 THE BACK HORN 「人間楽団大幻想会」

なんだこのタイトル(笑)。
と思いながら渋谷公会堂へ。

市役所の真横でいつものライブハウスとは全く違う雰囲気、そしておばさんファンが目立つこと(笑)。
広場の何箇所かでバクホンTを着たマダム達の会合が行われていました。
おばさんファンが多いのもバクホンの特徴ですかね。


今回のライブはなかなか特別仕様で、感想を書きたかったので残しておきます。レポートとかじゃないです感想です。
ちゃんと覚えていない部分もあるので違う曲でのできごとだったりしたらごめんなさい。DVD化されないかなあ。

 

 

1.航海

開演前に「あれは普通の幕ではなく網戸スクリーン???」と思ってたらほんとにそうでした。
でもなんか模様をなんとなくくるくるさせてるだけで活かしきれてなかったのがTHE BACK HORNクオリティ(笑)。
「変にお洒落なことしなくていいんだよ?あ、他の曲でなんか活きるのかな?」と思ってた。…思ってた。

イントロ始まって「え??この曲から????えっと…『航海』だ!!!!!マジかwwwwwww!!」という感想でした。
そしてストリングス&キーボードを含めた編成の登場。よりドラマチックな曲に仕上がってました。

この曲か・洒落た演出マジかという驚き嬉しさ&音の厚み・ドラマチックさの感動で、私は泣きながら笑ってました。
この泣き笑いはこの先何度もぶり返すことになります。

 

2.光の結晶

そしてイントロ1音目と同時に網戸スクリーンが床に落とされる。「え!?幕そんなハケ方!!??もう終わり!?!?」
そしてストリングスとキーボードもいなくなりここからいつもの4人で。

ツッコミたい気持ちを抑えられずに笑ったままノっていました。
スポットライトとか、照明もいつもと違って演出しにかかっていました。

 

3.涙がこぼれたら

岡峰さんのいつものスラップから。

冷静に遠くから落ち着いて聞いてもバックホーンってすごい力強いよな、というのを再確認。
21列目(けっこう後ろ)まで、その熱量が伝わってきました。

 

軽くMC

 

4.罠

ストリングス達また来るかなとわくわくしてましたが、まだ4人で。

栄純wwwこんな目立つ曲のソロでwwwミスるなよwwwwww
という事件(?)もありましたが昔に比べれば全く不安感を感じないんです…。

 

5.ひょうひょうと

いいっすねえ、この曲。
就活している身にはとても沁みます。

お酒がほしい時間帯。

 

6.バトルイマ

なんかこう改めてホールというまだ冷静な状態でだと、「イマ!」のタイミングってそれまで4分でノってると手上げにくいですよね(どうでもいい)。

栄純のギターがソリッドですごく格好良かったです。

 

MC

とってもぐだぐだしてました(笑)。

 

7.悪人(新曲)

将司「新曲やります」
客「おおおお」
将司「聞いてくれ、『悪人』」
客「ざわっ…(え、タイトルダサくね?)」

なんか「メタルですか?」とツッコミたくなるような出だしの栄純のフレーズでハラハラしながらも、コワレモノ系の渋い雰囲気も活かしつつの曲。練習不足感が…こう…。
なんか早口やら色々入れてごちゃごちゃした曲だったので音源でちゃんと聞きたいと思いました。
展開があって面白いです。

 

8.舞姫

ここからストリングスとキーボ参戦!!
ただでさえドラマチックなのにストリングスキーボ入ると更に迫力が増しますね。
ストリングスがいることで栄純が自由にやってて楽しかったです。

「はらり~」の後の追い込みがめちゃくちゃ格好良かった。

 

9.アカイヤミ

アカイヤミでwwwwwwwwwストリングスっすかwwwwwwwwwマジかwwwwwwwwwwww
と思ってましたが以外とハマってました。

いつものこう…歯を食いしばりたくなるような痛さかげんはなかったけど、より心にくる感傷的な感じの仕上がり。これもアリ。

 

MC

ぐだぐだ
岡峰「『アカイヤミ』の後にこんなMCしちゃうのが俺らのすごいとこだよね」
山田「曲終わってから誰かが喋りだすまでの探り合いがね、『お前いけよ』みたいなのがね、こう…歳とともに長くなっていくよね(笑)」
みたいなことを言っていて大爆笑。

最近の将司は笑いも取れるし煽れるし、毎回思ってるけどほんとに大人になったなあ…と。しみじみ。

 

10.冬のミルク

ストリングスが抜けて、キーボードと共に。

なんかちょっとハネた感じのリズムアレンジにしてました。
普段の冬ミルはストレートすぎて年齢にそぐわなくなっているなあと思ってたので今回のアレンジとても良かったです◎。普段の冬ミルも曲としてはそっちの方が好きですが。
ストレートなことをちょっと茶化しながら歌ってる感じで、今の30代もう後半になるTHE BACK HORNにはこれくらいの方がいいアレンジ。

 

11.白夜

キーボードと共に、少しジャズっぽいアレンジ?
かと思いきや途中でブルースに戻ったり、なんかこっちはとっちらかった印象。

こういうアレンジするなら歌がもっとふざけて遊んでもいいし、後ろノリなのかなんなのかハッキリさせてほしかったかなあと思いつつ。
トリビュートの曲作る時みたいに、もっと大きく崩してくれた方が面白いのに。中途半端に感じてしまいました。

途中でギター→キーボ→ベースとソロ回ししてたのはめっちゃ格好よかったです。
キーボードってこんなにハマるんだ、って。あと岡峰さんやはりゲロうめえ。

 

12.泣いている人

ここからまたストリングスとキーボードも。

これも物語のある曲でストリングスパートがハマってましたね。ほんとによかった。
将司と栄純だけになる語りの部分との対比がより感動的でした。

これと次の曲は聞き入りすぎて気付いたら何回も口が空いてました。
ポカーンとするくらいよかった。

 

13.美しい名前

ストリングスも最初のフレーズやってて、いつもより力強い仕上がりに。

いつもの切実な曲ではなく、もうちょい離れて物語っぽくなってました。
やっぱストリングス入ると壮大になるから物語っぽくなっちゃうんだろうね。感動を誘うような。

でもハーモニーがすごく綺麗でした。

 

MC

山田「普段男ばっかのムサい現場なので、リハスタにバイオリンの方々が来て…普段より無口になったのは否めないよね」
栄純「将司モテようとしてたよね?」
山田「翼Tシャツ着てね、茨木背負ってっから。光舟なんてギンガムチェックのお洒落な服着てさ!いつもはTシャツなのに襟付きのシャツ着て!!!」
岡峰「(なんか弁解してるんだけどマイクがない)」

 

14.戦う君よ

え、この曲もストリングス!?
と思ってましたが(2度目)、メリハリのある曲なのでそれが倍増されてよかったです。

この曲でいう「さあ走り抜けよう~」みたいに、お得意の最後に開ける展開にはストリングスの壮大さが似合いますね。

 

15.シンフォニア

この曲も意外でしたが、やっぱ「何も変わらなくても洗い立てのシーツが~」はとても感動的でした。
シンフォニアに泣かされる日が来るとは思ってなかった。

その前のMCの、いつもの「明日からもがんばろうな」の後だったのもあってとても沁みました。

ジャキジャキしてなくてちょっとやわらかいシンフォニアで、「シンフォニア」っぽいと思いました(小並感)。

 

16.ブラックホールバースデー

これもwwwストリングスかwwwwww
最後まで攻めるなと思いましたが、「ダーン」の裏でいい感じに緊迫感を出してくれていました。

この曲は壮大になるというより、逆に緊迫感が増してました。ブラックホールへの吸引力が強まってるイメージ。

 

MC

なんか将司が言葉詰まったのは、ちょっと泣いてた?

「また会いましょう」ってほんとにいい言葉ですね。
今回は「生きて、また」みたいなことも言ってて、いやその通りなんだけどそんなこと言うなんて大丈夫かなこの子って思った。岡峰さんが幸せそうな分、最近様子がおかしい将司が心配ですね。

 

17.世界中に花束を

最後の曲、ということでこれ。

合唱団が出てきたけど、最初の方はあまり聞こえず。でもラスサビ直前から音量が上がり綺麗なアンサンブルに…!最後の盛り上がりすげえ!ってなりました。

 

アンコール
ここから4人のみ

18.ラストデビル?(新曲)

将司「新曲やります」
客「おおおお(サービス精神旺盛だなあ)」
将司「聞いてくれ、『ラストデビル』」
客「ざわっ…(え、更にタイトルダサくね?)」

こちらの新曲は、イントロで「お、なんかソリッドな勢いのある曲だな?」と思ってたら、歌メロが「 完 全 に 歌 謡 曲 だ 」となりました。うん、歌謡曲

不思議なバランスの曲でした。
9mmの印象に近いですねそう考えると。

 

19.コバルトブルー

いつもの。

あ、ここまで特別な曲やっといてこの曲で終わるのね(笑)と思いつつも、これから現実に戻って風の中で砕け散るのかな…なんて思うと今日この日ここにいられてよかったなと再確認する儀式のような曲です。
条件反射でグッときますもはや。

 

 

【まとめ】

なんといってもストリングス&キーボード入るのもめっちゃいいですね!

いつものは限界に挑戦するというか、どこまでぶつかれるかみたいなところもあるけど、今回のはエンターテイメントだった。エレカシパイセンの影が見えました。
たまにまたこういうのをやってほしい。最後まで意外なことばっかりて、泣き笑いが止まりませんでした。

バックホーンの曲は静と動のメリハリがあって、最後の展開でドラマチックに開ける曲が元々多いので、そこに厚みが加わるとより情動に響くと感じました。
ドラマチックすぎて怖いな、と感じることも何度かあったほど。この編成では映画やドラマに使われてほしくないな、と。

でもそれだけのポテンシャルを持った曲がきっとまだまだあって、アレンジの可能性が広がってて、それを表現できてしまう彼らの懐の深さを改めて見せつけられました。
10周年のあたりで「バックホーンという怪物」という話をよく言ってて、最近はその話はあまり出てないけど、今回で「やっぱ怪物だわ」と思いました。
だって「アカイヤミ」にストリングス足すとか意味分かんねえもん。なんで成り立ってんのかわかんねえもん。

可能性として、ディナーショーとかやってくれたら3万でも行きます。


見たことのないバックホーンの一面を見ることができて、もっと好きになりました!
沼ですねほんと。新曲も楽しみにしています。